建設業に経理代行サービスがおすすめな理由とは?成功事例も解説
建設業は、経理代行サービスの利用によって多くの課題を解決できる業種のひとつです。経理代行を有効に活用することで、正しい経理処理ができるのはもちろん、そのほかにもさまざまなメリットを享受できます。今回は建設業で経理代行サービスを利用するメリットや成功事例を解説します。気になる方はぜひ参考にしてください。
建設業の経理は問題が山積み
建築業界において経理を担当するスタッフのなかには、日々の経理業務に不安や負担を感じているケースも考えられます。
ここでは、建築業の経理における問題や考えられるトラブルなどを詳しく解説します。
建築業においてよくある経理の問題
建築業の経理においてよくある問題には、案件・工事別の原価管理ができていないことや、売上と原価とのバランスが管理できていないこと、試算表と現実の数字が乖離していることなどが挙げられます。
金融機関で融資を受ける際には、直近の決算書とともに試算表の提出を求められることもあります。日々の経理業務がきちんとできていないと、信頼できない会社であると判断されて満足な融資を受けられないケースもあります。
経理業務を怠ると大きな経営トラブルに発展する恐れも
上記に挙げたような経理の問題を放置していると、のちに大きな経営トラブルに発展する可能性もあります。
具体的には、損益を把握していないせいで赤字工事を引き受けてしまったり、利益が出ない案件にばかり取り組んでいるといったケースが考えられるでしょう。
建設業が経理代行を利用するメリット
経理代行サービスとは、日々の記帳業務や案件ごとの経理管理、支払いや振込、給与計算などの経理業務をすべて代行してもらえるサービスです。サービス内容は業者によっても異なり、
また、必要なサービスと不要なサービスを取捨選択して、自社に合ったスタイルで利用できる業者もあります。建設業で経理代行を利用すれば、さまざまなメリットを享受できます。建設業が経理代行を利用するメリットは、以下の通りです。
メリット:正確な経理業務によって赤字や計算ミスを見逃さない
経理代行のサービスはプロの税理士が提供するものです。経営の専門知識がない自社スタッフが取り組むよりも、正確かつ迅速な経理処理が可能であることから、赤字工事の受注やデータと現実の数字の乖離などを確実に避けられます。
業者によっては金融機関担当者とのやりとりも任せられるため、試算表の提出などもスムーズであり、融資の際の信頼性も増すでしょう。さらに、経理に関する法改正やルール変更にも正確かつ迅速に対応できるのが魅力です。
メリット:経理スタッフの人件費削減が叶う
経理代行サービスを利用すれば自社に経費専門のスタッフを置く必要がなくなり、経理スタッフの人件費削減にもつながります。
当然サービス利用にはコストが発生しますが、正確・迅速な経理処理が期待できることを考えれば、コストパフォーマンスには優れているといえるでしょう。
メリット:経理業務のストレスをなくして本業に専念できる
経理の専門知識がない人にとって、複雑な経理処理は大きなストレスとなります。書類作成や計算には手間も時間もかかり、本業に割ける時間が減ってしまうケースもあるでしょう。
経理代行を利用することで、自社スタッフは経理業務のストレスから解放され、本業に集中することが可能です。本業以外に割く時間がなくなることで、業務効率化や生産性の向上も期待できるでしょう。
メリット:節税対策にもつながる
建設業の経理担当スタッフのなかには、税制や節税対策を理解できていない人も多いでしょう。
経理代行のスタッフはプロの税理士であるため、税制の変化にも柔軟に対応して損しないような仕組みづくりが可能です。節税対策についてアドバイスをもらえる場合もあるため、どの程度まで関与してもらえるのかを事前に把握しましょう。
建設業における経理代行サービスの成功事例
建設業において経理に大きな問題が生じるのは、経理担当スタッフの退職時です。特に小規模な会社では、経理業務に複数人のスタッフを配置するケースはほとんどないため、担当者がひとりで経理業務を担うケースも珍しくありません。
社内に経理ノウハウが継承されていないと、担当スタッフの出産や定年にともなう退職時に対応しきれないこともあるでしょう。
スタッフの退職を機に経理代行サービスを実際に活用した企業では、紙ベースで行われていた経理業務をデータ化することで新たな業務フローを作成し、パソコン処理へと変えたことで業務の簡略化を実現しています。
さらに、効率化された経理業務を代行依頼することで、経理担当者の人件費の半分以下の金額で代行が可能となりました。
まとめ
今回は、建設業が抱える経理の問題や課題、建設業で経理代行を利用するメリットに加え、実際に経理代行を利用した会社の成功事例についても詳しく解説しました。建設業では案件ごとの原価把握や売上とのバランスなどが細かく計算する必要があり、数字をしっかりと把握していないと赤字工事の受注につながってしまう恐れもあります。経理代行を利用すれば、正確な経理業務によって赤字を見落とすことがなくなり、融資の際にも正しい試算表が提出できることで信頼性がアップします。経理担当スタッフがひとりで経理業務を担っているという会社では、特に経理代行を有効に活用できるでしょう。経理代行の利用を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。